イベント運営を通し学んでほしいこと

後輩からドキュメントが送られてきた。

尾倉さん
学校で勉強会を主催しているのですが、Messengerにおけるメディアリテラシーを高めたいのと自主性を促進したいのでどうしようかなーと考えてはてなワールドのドキュメント思い出して、もうこれをシェアしたらいいんじゃないか、という発想に至り、メンバーにシェアしていいですか?(笑)

それだったら公開するよ、ってことで、以下にドキュメントの内容を全て記します。


イベント運営を通し学んでほしいこと
2016/5/24  尾倉 侑也

 
まずは、東広島福富町の道の駅でイベントを行うにあたり運営メンバーとして参加してくれて感謝します。
今回のイベントは、HSCとしてVR Game Jamなど新たなことに挑戦した結果生まれたものだと思っています。VR Game Jamをやっていなかったら、きっと道の駅の中村さんと知り合いになることもなかったでしょう。また、皆さんともお会いすることもなかったと思います。

新しいことに挑戦すると多くのことを学びます。
今回僕らが挑戦している道の駅でのデジタル展は、日本全国で考えても新たな試みだと思います。学生が主体で、その県で生まれた最新のテクノロジーを経験できる機会を設ける。しかも、福富町というど田舎で開催する。すべてが新しいことの連続で、様々なことに躓き悩むと思います。しかし、そういった経験から人は学び、自信をつけていきます。そして、ここで得た自信が、また次の新しい挑戦への原動力となってくれます。少なくとも僕はそう考えています。

せっかく運営メンバーとして活動してくれる皆には、本当に多くのことを学んでほしいと思っています。特に、これだけは絶対に学んでほしい、ということを以下に記していきます。それに加え、そのためにどういったことを意識して行動していくべきか、も書いています。

是非、みんなで最高のイベントを開きましょう!

  1. ホウレンソウの徹底から生まれる作業効率・クオリティの効率の向上
  2. 顧客の立場で物事を考える大切さ
  3. 小さな成功の積み重ねが大きな自信につながるということ

 

ホウレンソウの徹底から生まれる作業効率・クオリティの向上

ホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしっかりとできる人は正直あまりいません。
様々な場面において、基本中の基本ですが今一度ホウレンソウの重要性をしっかりと理解してほしいです。今回は報告と連絡は同じとして扱います。

 
今回のイベント運営では主にGoogle DriveとFBのメッセンジャーを用いて、互いの連絡・情報共有を行っていきます。そこで重要になるのが、ホウレンソウを徹底すること。

あなたが今何をしているのか、しっかり報告・連絡しましょう。
あなたが報告・連絡を怠ると、何をやっているのか、どのくらい物事が進んでいるのか、そういった重要な情報が見えてきません。なので、きっと誰かが”今どんな感じ?”といった無駄な質問をすることになるでしょう。その質問はかなり時間のロスです。最初にしっかりあなたが報告・連絡していれば、無駄な質問をしなくて済みます。また、しっかりと進捗具合を報告・連絡することで、周りが全体の様子を把握できます。それにより、打ち合わせの際などに進捗確認の時間などが不要になり作業効率が増します。また、皆が状況を把握しているので、より良いアイデアも生まれ、クオリティも向上するでしょう。ここで、忘れてはいけないのが、何も報告・連絡はする側だけ意識すればよい問題ではない、ということです。報告・連絡を受けた際はしっかり返信をしましょう。よくグループでのやり取りになった途端に、返信をしなくなる人がいます。誰かが答えるではなく、あなたが答えましょう。これも重要なポイントですので、徹底してください。個人的に誰かにのみ聞く場合は 「> ○○さん」 などとして、内容を書き始めると良いでしょう。それ以外の場合は基本的に全員への報告・連絡です。忘れないように。

 
何か躓いたりしたらすぐに相談しましょう。
一人で悩んでも時間の無駄です。それよりも早く相談しましょう。その時に心がけてほしいのは、自分の意見を必ず述べること。私はこう思うのですが、いかがでしょうか。私はこういう理由で悩んでいるのですが、どう思われますか。など、必ずあなたの意見を踏まえ相談すること。自分の意見がない場合は、悩んでない、と同義なのでしっかり考えてみてください。

 
ホウレンソウとは少し離れますが、作業効率という点で一つ触れておきます。何かしらの理由で、FBメッセンジャーを見れなかったりするときもあると思います。ただ、その時も必ず最後に見た自分のところから全部読んでください。共有されている情報を知らないは、なしです。必ず把握しましょう。もちろん、Google Driveにあるデータもすべて目を通しましょう。その中で、何か疑問があれば必ず質問しましょう。また、更新した際は報告を忘れずに。

 

顧客の立場で物事を考える大切さ

まず、顧客とユーザの違いをちゃんと把握していますか。
顧客とはお金を支払う人、ユーザとは日頃サービスを使う人、を指します。勿論、顧客=ユーザとなる場合も存在します。

 
さて、ここで一度Facebookを例に顧客とユーザを考えてみましょう。
簡単ですね。顧客=広告主、ユーザ=僕たち、です。

 
この違いをしっかりと抑えることは非常に重要です。
よくサービスのクオリティを上げようと改善を繰り返すなかで、それが顧客のために行っている改善なのか、ユーザのために行っている改善なのか、曖昧なときがあります。当然ながら、顧客とユーザのどちらにプライオリティを置くかはサービスによって異なりますが、このバランスは非常に重要です。

ただ、今回の道の駅のイベントの場合はそこまで複雑ではないです。
それは顧客=ユーザだからです。入場料を払って、コンテンツを体験するので、当日来てくれたお客様は顧客でもあり、ユーザでもあります。

 
なので、今回は顧客についてのみ考えることとしましょう。
顧客はサービスに対し価値を感じ、対価としてお金を支払います。この時に重要なのは、「サービス価値 > 支払金額」(顧客満足度評価式、尾倉命名)といった価値観を顧客に与えることです。
これは僕の持論ですが、支払金額を下げることで顧客満足度評価式が成り立つように操作するのはいけてないです。かっこわるい。あと、規模が大きければとんでもなく大変です。マクドナルドが今大変なのは、半分以上がこれが原因だと思っています。マックといったら、味はともかくとにかく安いという印象で、顧客はマック=安い(その程度の価値)と認識しています。そこに市場の変化で値段が高騰。だけど、人々の価値観は変わらない。それによって、言葉は悪いですが「マックのくせに高い」といった状況が生まれています。金額を操作するのは簡単ですが、一度印象づいた価値観を変えるのは非常に難しいことは頭に入れておくべきです。

 
だいぶん話がそれたので、話を戻します。
何が言いたいかというと、顧客満足度評価式を支払金額で操作しようとすると、サービス価値は下がる可能性があるということです。では、どうするか。サービス価値を上げ続けることで顧客満足評価式を成り立たせます。そして、支払金額はあえて高く設定しておきます。

これは先に述べた通り、金額の操作は簡単だけど一度ついた価値観の操作は困難だからです。それに金額が低いと提供側もそれだけの価値しか提供しなくなります。高く設定していれば、それはもう必死こいて頑張るしかないです。価値を上げることができなければ、顧客は離れるのでそれはそれは必死になるしかないです。価値さえ高まれば、あとは金額を下げて、さらなる囲い込みを狙うなど、自由な戦略が取れます。

 
前置きは以上です。ようやく本題です。
顧客満足度評価式を支払金額の操作ではなく、サービス価値の向上により成り立たせる方法ですが、それはひたすら「顧客の立場になって考える」しかないです。顧客が支払金額に抱くであろう価値を超えることです。常に、この金額に対して、このサービスは顧客の想像を超えられているか、を自問自答して下さい。今回のケースで勝負すべきは、ホールの中です。理由は簡単で、顧客はホール外で価値を創造して、ホール内で価値を確定させるからです。よって、ホールの中をいかに特別な空間にして、顧客が抱いていた想像を超えるか、これが重要です。顧客が想像を超える経験をしたときにとる行動は決まっています。他の人に自慢します。その自慢を聞いたら、その人がまたホールに入ってくれる。また、想像を超える。自慢する。この繰り返しを狙いましょう。

勿論、外の見た目も支払金額同等の価値を抱く程度には努力しないといけないです。そもそも、これができていないと、ホールに入ってももらえません。

価値を上げる方法は本当に様々あるので、ここには書きませんが「顧客の立場になって考える」を意識していれば必ず方法は浮かんできます。常に自問自答し続けてください。

 

小さな成功の積み重ねが大きな自信につながるということ

自信を持つことは非常に重要だと思います。自分に自信がないと挑戦することは難しいでしょう。挑戦への一歩を踏み出せない人に理由を尋ねると、「自分に自信がない」と答える人が多い気がします。人によって踏み出せる一歩の幅が違う人がいます。アメリカに1年留学したいけどできない人がいる一方で簡単に1年の留学を決意できる人がいます。起業する勇気がない人がいる一方で簡単に起業を決意できる人がいます。この違いって何でしょうか。様々理由はあると思いますが、僕は「自分に自信がある」かの差だと思います。留学を決意できる人は、自分の英語力に自信があるのかもしれません。起業を決意できる人は、自分の事業案に自信があるのかもしれません。何に自信があって決意できるかは人それぞれ違えど、何かしら自信があるからこそ決意できるのです。

 
人は自信がある分野では挑戦できます。大きく自信がある分野では他人から見れば挑戦であることが、本人からすると何でもないことの場合すらあります。

自分に自信を持つことは、色んな可能性を広げてくれます。様々な自信が、様々なことへ挑戦する原動力となってくれます。僕はそう確信しています。

皆さんには、このイベント活動を通して、一つでも多く小いさな成功体験を積み重ねてほしいと思っています。業者に連絡した、学校にアポをとった、何かを提案して皆に褒められた。何でもいいです。とにかく小さな成功を積み重ねてください。その小さな成功がいずれ大きな自信となります。その過程の中で失敗することは何も怖くないです。どんどん挑戦して成功を積み重ねましょう。

 
ただ一つだけ。
「すべての挑戦は、意図ある行動にのみ意味がある」ということを忘れないで下さい。残念ながら、挑戦には失敗はつきものです。ただそのときに多くを学ぶには、意図ある行動を行っている必要があります。意図ある行動を行っていれば、なぜダメだったのか、必ず原因が見えてきます。その原因をどのようにしたら改善できるか、を考えることが次へとつながります。これが分かれば失敗もある意味、小さな成功です。あのときの失敗があるから、今回はいける!と自信がつくケースもあるでしょう。

小さくて良いです。本当に小さいことでも良いです。成功体験を積み重ねましょう。その経験があなたを次のステップへと導いてくれるはずです。


以上、長文最後までお付き合いいただきありがとうございました。
2016年に書いたということもあり、このころと今とでは考え方に違いもありますが、ここに記していることは僕の非常にコアな考え方です。

改めて読み直して感じるのは、「はてなワールド」というイベントの大きさです。
このとき携わってくれたメンバーは、今もそれぞれの道で頑張っており、僕も刺激を日々受けています。

さて、僕もまた次のステップへ進むため成功体験を積み重ねていきます。
チャレンジあるのみ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です