2017年4月に新卒エンジニアとして入社したYahoo! Japanを2018年4月26日付けで退職しました。
最終出社日は2018年3月30日だったので、Yahooで働いた期間としてはちょうど1年となります。
もともと3年以内には退職するつもりで入社していたのですが、当初の予定より早い退職となりました。
よく聞かれるので先に答えておきますが、退職理由は決してネガティブな理由ではなく、ポジティブな理由によるものです。
「独立して本気で望みたいコト」ができ、「独立して共に本気で頑張りたいヒト」に出会った、これが何よりも大きな理由です。
やりたいことをやる。全部やる。
大学に入ってからのモットー「やりたいことをやる。全部やる。」
大学時代も本当に色んなことにチャレンジしてきたけど、それは社会人になってからも変わらず、Yahooでの仕事とワールドエリアネットワークス(広島の会社)の役員、というダブルワークを軸に活動していました。
その他にも、ファッションメディア立ち上げの企画などもしており、学生時代と変わらず色んなことにチャレンジしていました。
社会人になったからといって何かが変わったわけではなく、「やりたいこと」を全力でやるし、そのための環境を作る、これは徹底していました。
新卒で入った会社を1年で退職し、独立する決意をしました。加えて独立の地は日本ではなく、ニュージーランドを選びました。
高校生の時に憧れた東京生活、大学生の時に憧れた海外生活。
これらの目標を達成し、次は社会人1年目に憧れた野望を達成すべく、一からまた一つ一つ精進していきます。— 尾倉侑也 (Yuya Ogura) (@ogu_rin89) March 12, 2018
そして今、新たに大きくチャレンジしたい野望ができたので、Yahooを退職し独立する決意をしました。
ワールドエリアネットワークスの役員は引き続き継続します。
社会人時代のおぐりん
社会人になり大学時代をお世話になった広島を離れ、東京での生活をはじめました。
▽ 大学卒業前に書いた記事
広島生活終了。6年間、大変お世話になりました。
前述した通り、Yahooでの仕事と役員の仕事をメインで活動していました。
Yahooでの仕事は初サラリーマンということもあり日々が学びの連続でしたし、役員も広島にある会社であるためリモートワークという学生時代とは異なる新たな挑戦でした。
ファッションメディアの立ち上げ
社会人になって割とすぐの頃に動き出したプロジェクト。
独立を語る上で外すことのできない大きな出来事なので、ちょっとだけファッションメディアについて書きます。
学生の頃インターンで出会った世界一熱い男レックスが立ち上げたファッションメディア「Snapgram JP」。
このメディアを本格的に稼働させたい、と声をかけてもらいファッションメディア立ち上げに向けて動き始めました。
僕は社会人としてYahooで働き、他のメンバーの都合もあり、打ち合わせはよく渋谷@スターバックスで朝7時くらいから行っていました。
最初はなかなか具体化しなかったものも次第に方向性が見えてきて、形になりつつあるときに出会ったのが、その後一緒に独立することになるあきとです。
あきとと出会ってからはすぐに意気投合し、出会った翌週くらいには起業しようぜって言ってたのを覚えています。
ファッションメディア自体もかなり具体化されていき、かなり手ごたえを感じるサービス案までブラッシュアップしました。
ファッションメディアの内容
個人のライフスタイルにフォーカスした記事を通じファッションを伝える
公開した記事は1日で消えてしまう、というinstagramストーリーズのメディア版
ただ議論や作業を行っていくうえで、サービスとしては面白いかもしれないけど、僕らが本気でチャレンジしたいことか、疑問を感じ始めるようになりました….
p.s.
今でもサービス自体としては、十分に可能性あるメディアだと思っています
少しでも興味ある方入れば当時の考え全てお伝えするので連絡ください。
大きな課題感
2018年年が明けてすぐ、あきとと新宿で「このファッションメディアで解決されることって俺らが一番今望んでいることなの?本気で取り組んでいけるものなのか?独立してまでも俺らがやらないといけないことなのか?」といった議論を熱く語りあったのを鮮明に覚えています。
僕らの結論としては、もっと他に解決したいことがある、でした。
ファッションは一度忘れ、どうにかしたいと思っている課題感をお互いに話し合いました。
生活のために「お金を稼ぐ」、それにより好きなことをやる「時間が消費される」
学生時代のアルバイト、社会人になってからの仕事、様々なことが自分のやりたいことと異なる人は多いと思います。
でもお金を稼がないと生活できない、だからお金を稼ぐ。
これってかなり時間の無駄だよね?
というのが、僕らが共通していた考え方でした。
その課題について色んな議論を進め生まれたのがnukumoというプラットフォームです。
<< 追記 >>
サラリーマン時代に感じた葛藤について、記事にしました
光の世代と呼ばれる彼らと感じる大きな差。当時サラリーマンの僕が感じたこと。
独立してまでも作りたいもの
独立を決意して本気で僕らが実現したいと思ったもの
やりたいことをやる。全部やる。
僕の座右の銘ですが、この実現のためにもnukumoは必要不可欠なアプリケーションになると確信しています。
心の友と資産を共有するアプリケーション nukumo
先日行った恩返しイベントで発表した資料から一部抜粋しながら、nukumoについて簡単に説明したいと思います。
※ 詳しい説明は、また記事にします記事書きました!
「所有を共有に変えるプラットフォーム」nukumo
nukumoは、自分の資産を第三者にシェアする、プラットフォームです。
昔買ったけど使っていないカメラ、大量に買ってしまった玉ねぎ、活かしきれていない英語力、などなど日頃使っていない価値ある資産を皆さんも持っていると思います。
その資産を近しい間柄の人たちでシェアし、共有できればこれまではその資産を得るために使っていたお金が不要になります。
つまり、そのお金を得るために使っていた稼ぐ時間も不要になります。
こうやって少しでも自分の好きなことに時間を充てれる世の中をnukumoによって実現したいと考えています。
既に近しい間柄でのシェアって経験ある人も多いと思います。
僕らは余っている資産を近しい間柄の人たちにシェアしてもいいと思えるときに、よりシェアがしやすい環境をつくっていきます。
なぜ独立の地にニュージーランドを選んだのか
現在は、nukumoの開発環境、今後の展開も考え、ニュージーランドに拠点を置いています。
なぜ、ニュージーランド?
大きく2つの理由があります。
あきとの出身地
あきとは、ニュージーランドで生まれ19年間をニュージーランドで育った背景を持っています。
なので、ニュージーランドの土地勘、文化、を把握しており知らない土地でサービス展開するときに危惧される点が問題ない、というのは非常に大きかったです。
また実家があり、東京での生活より生活面のコストが下がるのも、これから独立する僕らには大きな利点となりました。
World Giving Index
World Giving Index
・人助け
・寄付
・ボランティアをどのくらいしているか、を国別に算出している指標があります。
大陸別だと、オセアニアが一位。そういった理由からも#nukumo は現在、ニュージーランドに拠点を置いていますが、指標の通りで日本との違いを日々感じて生活しています。
— 尾倉侑也 (Yuya Ogura) (@ogu_rin89) July 4, 2018
nukumoはGiveの精神が非常に重要な要素です。
その精神の度合いを表しているとも言える、World Giving Index
この指標の評価と共に独立するあきとの背景からの体験談が一致していることは、大きな理由です。
まずは、Giveの精神を強く持っている場所から攻めよう、というのが僕らの方針になります。
これからのこと
ニュージーランドの生活は非常に穏やかで、とても良い環境です。
まずは、ニュージーランドでnukumoの基盤を作り上げ、ニュージーランドコミュニティを中心にプラットフォームの有用性を検証していきます。
その中で見えてきた課題、新たに導入していきたい機能、を日々検討しブラッシュアップを繰り返し、2019年2月に日本に帰国します。
その後の予定はまだ未確定のことが多いのですが、また他の国(マレーシアを検討中)へ移動することを考えています。
ふと実家の周りを一周歩いてみた。
大学進学時に実家を離れ8年。
今は小さく見える遊具。小さい頃と視線の変わらない大きくなった木々。サッカーボールを蹴って遊んでた壁に残るボール跡。今はなき古い家々。変わったもの、変わらないもの。これから大きな変化を迎える自分にとって非常に感慨深い。— 尾倉侑也 (Yuya Ogura) (@ogu_rin89) April 30, 2018
これから様々な変化が待っていると思います。
ただ、その中でもきっと変わらないこともあり、おぐりんらしさ、を今後も貫いていきたいと思います。
最後に2019年2月に日本に帰国した際は、1年間で得た経験、nukumoの現状など色んなところでお話しさせてもらえればと思っています。
ご興味ある方は、ご連絡頂けると嬉しいです。