こんにちは、おぐりんです。今回は「やりたいことがあるのに、何かしらの障壁があって実現できない」という誰もが一度は感じたことのあるテーマについてお話します。実際、日々の生活のなかで「お金がない」「人脈がない」「スキルがない」「方法が分からない」といった理由で夢を諦めた経験は、多くの人が持っているはずです。僕自身、何度もそうした壁にぶつかってきました。でも、その壁を乗り越えるために有効だと感じているのが「シェア」という考え方です。これは僕が経営している「nukumo」で創業当初から大切にしている価値観でもあります。「シェア」で障壁はぐっと下がるたとえば、nukumoで作った資産管理アプリ「nukumoアプリ」では、自分が持っている使っていない物を、信頼できる人にシェア(共有)できる仕組みを作りました。その逆もまた然りで、他人が持っている物を使わせてもらうこともできる。これにより、モノにかかるハードルが驚くほど下がります。カメラで写真を撮りたい学生の話実際にあった例を紹介します。ある学生が「綺麗な写真を撮りたいけれど、カメラが高くて手が出ない」と相談してきました。僕が持っていたミラーレスカメラを貸したところ、彼女は1〜2週間それで撮影を試してみました。すると「やっぱり写真を撮るのって楽しい!」と感じ、最終的に自分でカメラを購入。いまではInstagramで素敵な写真をたくさん発信しています。もし最初から20〜30万円のカメラを買うことが前提だったら、たぶんその一歩を踏み出せていなかったでしょう。でも、一時的にシェアすることで「本当にやりたいことかどうか」を確かめられ、心理的ハードルがぐっと下がったんです。「トラッシュキッチン」もシェアから生まれたnukumoでは、大分県別府市で期間限定の飲食店「Trash Kitchen」も運営しました。このお店では、見た目が悪くて市場に出せない規格外野菜や、端の部分で破棄されがちな食材を活用して料理を提供しました。ここでも「シェア」の考え方が大きな力になりました。たとえば、飲食店の空き時間を借りる「間借り」という形式をとったことで、初期費用を大幅に抑えることができました。皿や調理器具も、知り合いの飲食店から使っていないものをお借りしてスタートしました。1ヶ月という短期間で飲食店をオープンできたのは、まさにシェアの力があったから。もし最初から物件契約や内装に数百万円をかけていたら、とても始められなかったと思います。シェアが広げる「やりたい」の可能性モノのシェアに限らず、スキルや人とのつながりも同じです。たとえば、料理を学びたいと思った時に、経験のある知人から少しだけコツを教えてもらう。イベントを開きたいなら、会場を持っている人に短時間だけ貸してもらう──。こうした小さな「借りる」「頼る」「共有する」の積み重ねが、やりたいことを始める後押しになります。もちろん、すべてを他人に頼るわけではありません。でも「最初の一歩を踏み出すための工夫」として、シェアはとても大きな力を持っているんです。やりたいことがある人へやりたいことがあるのに、何かしらの理由で止まっている人がいたら、「シェアする」という選択肢を思い出してみてください。「本当はやりたいけど、○○がないから無理」と思っていることでも、もしかしたら周りに助けてもらえるかもしれない。あるいは、ちょっとだけ試してみることで自分の本気度が分かるかもしれない。そんな可能性を広げてくれるのが、シェアの力だと僕は思っています。ぜひ、皆さんのチャレンジの中でも役立ててもらえたらうれしいです。以上です!本記事は、「コラム記事の達人」を活用し、録音した音声データから約10分で作成しています。「コラム記事の達人」は、nukumo社が提供する業務改善ツール「Aidia」の一機能です。