
ただ仕事を増やすな──生産性と信頼のあいだで考える
公開日: 2026/1/6
こんにちは、おぐりんです。
「細かいところまでちゃんと見てほしい」
「些細なミスも見逃すな」
という空気を感じる場面が増えていませんか?
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。精度の高い仕事は信頼を生むし、丁寧さは組織の文化をつくります。
でも、僕は思うんです。
その“指摘”や“修正”が、本当に価値を生んでいるのか? ということを。
「正しさ」よりも「目的」に忠実であること
仕事の中で、私たちはつい「正しいことをする」ことを優先してしまいがちです。
たとえば、誤字を見つけたら即修正、フォントがずれていれば即報告。もちろんそれ自体は誠実な行為ですが、「その修正が何を目的にしているか」を見失ってはいけません。
社内資料の誤字を直すより、企画の骨子を磨くことのほうが本質的な価値を生むかもしれない。逆に、クライアント向けの提案書なら一つの誤字が信頼を揺るがすこともある。
つまり、“目的に応じた正しさ”が大切なんです。
正しさは、目的に従うもの。
どんなに完璧でも、目的からずれた修正は価値を生まない。
僕はそう思います。
指摘のコストを、いつも意識する
僕は「指摘」や「修正依頼」は、投資と同じだと考えています。
つまり、その行為にかけたコスト(相手の時間・集中力・モチベーション)よりも、リターンが大きければ良い投資。逆に、コストがリターンを上回るなら、それは「生産性を下げる投資」になってしまう。
AIツールの進化で、資料作成やテキスト生成はどんどんスピードアップしています。
でも、出力結果に出てくる細かな誤字をすべて手作業で直していたら、せっかくのスピードが無駄になってしまう。どこまで直すかは、成果物の使われ方と影響度で判断すべきです。
指摘は愛情でもあり、同時にコストでもある。
だからこそ、「この修正は相手の時間を使うに値するか?」を立ち止まって考えたいんです。
「完璧」より「ちょうどいい」を目指す
僕が思う理想的な仕事は、完璧よりも“ちょうどいい”仕事です。
つまり、目的を達成するために必要十分な質とスピードのバランスが取れている状態。
完璧を追いかけるあまり、チーム全体のテンポが遅くなることほどもったいないことはありません。むしろ、「ここは70点でOK」「この段階では粗くても大丈夫」という判断を共有できるチームこそ、生産性が高い。
そしてその“ちょうどよさ”を支えるのは、認識合わせです。
このタスクはどんなクオリティが求められているかの認識が合っていれば、細かい指摘を減らせるし、スピードも出る。だから、会社内で認識を揃えることが生産性向上の最短ルートなのだと思います。
結論:人の時間を奪わないという優しさ
「不要な仕事を増やさない」というのは、相手への思いやりです。
人の時間を奪わない。
無駄にさせない。
それが結果的にチーム全体の生産性を高めていく。
僕自身、これからも「丁寧さ」と「スピード」のバランスを探りながら働きたい。
そして、周りの人の時間にも敬意を払いながら、“時間を奪わない文化”を広げていきたいと思っています。









































