新年最初の投稿になります。毎年、年末年始には会社のことをじっくりと考え、これまでを振り返りながら、これからの未来に思いを巡らせる時間をつくっています。今年はその中で、私が経営する「nukumoの在り方」について改めて考えました。2019年5月31日に創業して以来、さまざまな事業に取り組んできました。思うようにいかないことも多く、必ずしも描いていた通りの未来を歩めたわけではありません。それでも、一貫して大切にしてきた想いがあります。AIの進化によって、あらゆるチャレンジがこれまで以上に高いレベルで可能になる時代だからこそ、私たちは何を目指し、どのような信念をもって活動していくのか。その輪郭を改めて整理したいと考え、今回まとめることにしました。本記事では、弊社メンバーに共有した内容の一部を抜粋してお伝えします。nukumoをご存じない方も多いかと思いますが、私たちのミッションである「Shape your freedom.|自由は、つくれる」に共感される方は少なくないはずです。その想いを、私たちはどのように実現しようとしているのか。何かの参考になれば幸いです。年末年始は、「nukumoの在り方」について、あらためて考えていました。これまでやってきたこととこれからやろうとしていることが一本の線でつながっているのか。その線の先に、nukumoが掲げている「自由」が本当に描けているのか。そのあたりを、自分なりに整理していました。先に、結論からお伝えします。MissionShape your freedom.|自由は、つくれる。VisionMore questions, more freedom.|問いが増えるほど、人は自由になる。HowQuestions into action.|問いを、行動へ。つまり私たちは、問いを起点に、捉え方を更新し、行動を変え、その先にある自由を自分たちの手で形づくるチームでありたい。これが、nukumoとして大切にしたい軸です。とはいえ、ミッションやビジョンの言葉だけを並べても、どこかふわっとしてしまうと思います。なので、どうして僕がこういう考え方にたどり着いたのか。僕の人生にとって、とても大きかった出来事をひとつ紹介させてください。テーマは「年収1000万円」です。大学1年のとき、たまたま知り合った一つ上の女性がいました。彼女は帰国子女で、英語の塾を自分で運営していて、すでに自分で稼ぐ力を持っていました。その周りには、同じように自分でビジネスをしている人たちがたくさんいて、年収1000万円を超える人も、ごく当たり前にいたんです。当時の僕は、高校時代からずっとバイトをしていたので、同世代の中ではそれなりに貯金もありました。でも、彼らと話していると、すぐに気づきます。自分が見ている世界のスケールが、まったく違うことに。それまで僕にとって「年収1000万円」というのは、どこか特別な才能を持った人だけが到達する、遠い世界の数字でした。けれど、彼らは違いました。「1000万円は通過点であり、特別な年収ではけっしてない」という前提で生きていたんです。そこで、もうひとつ衝撃だったのが「稼ぎ方」です。彼ら・彼女らは、ほとんど誰も“時給労働”をしていない。時給労働以外でお金を生み出す方法を、いくつも知っていて、実践していました。もちろん、高単価の時給で1000万円を目指すという道もあります。でも、当時の僕の頭の中には「時給で働く」以外の選択肢がほとんど存在していなかった。だからこそ、その世界はとても新鮮で、自分の価値観が一気に塗り替えられていく感覚を今でもはっきり覚えています。そこからビジネスに興味を持ち、いろいろなことにチャレンジするようになりました。この経験から、僕はこんなことを強く感じるようになりました。「年収1000万円を得る手段を、どれだけ具体的に知っているか。」 そして、「その手段に、どれだけリアリティを持てているか。」例えば、「1000万稼ぎたいな」となんとなく思うだけなら、誰でもできます。でも、そのための手段を知らなければ、そこにリアルさは生まれません。逆に、手段をたくさん知っていても、「自分には無理だ」とどこかで決めつけていたら、その知識は行動には変わらない。じゃあ、どうすれば“手段”と“リアリティ”を手に入れられるのか。ここで、僕は「問い」の存在が大きいと思っています。「年収1000万を稼ぐ人は、どんな働き方をしているんだろう?」「どうしてその人は、その選択をしたんだろう?」「他にどんな稼ぎ方があり得るんだろう?」「自分が理想とする1000万の稼ぎ方って、どんな形なんだろう?」こうした問いを持ち続けていると、不思議なもので、そういう人たちや情報に出会ったときに、自然とアンテナが立ちます。ただ話を聞き流すのではなく、しっかり傾聴し、自分ごととして考えられるようになる。一方で、そもそも「自分には関係ない」と思っていると、たとえ運よくそういう人に出会っても、話を真剣に聞こうとも、深く質問しようとも思わないかもしれない。欲求と問いがあるからこそ、運との巡り合わせも意味を持ち始める。自分の得たいものに対して、どれだけ問いを立てられているか。どうしたら実現できるのか。どんな方法があるのか。本当にこのやり方だけが正解なのか。他の人はどうしているのか。そういった問いを持ち続けていれば、新しい手段に出会ったときに、ちゃんと耳を傾け、考え、試せるようになります。その結果、自分の中にある「年収1000万を得るための手段」のリアリティが増えていく。それが行動に変わり、現実が少しずつ変わっていく。そして、それはきっと、自分の自由を手に入れる一歩なんじゃないかと思うんです。年収1000万を得たい人にとっては、年収1000万を手に入れたほうが、人生の選択肢や自由度は高くなるでしょう。であれば、「自分の理想の形でそれを手に入れる方法を知り、行動できる人」のほうが、可能性はきっと高いはずです。ここまでの話は、今nukumoにいるメンバーや、インターン・就活生のみんなにも、そのままつながるメッセージだと思っています。例えば、今こんなふうに考えていないでしょうか。「自分はこのくらいの大学だから、このレベルの会社が限界だろう」「外資系に興味はあるけど、自分なんかじゃ無理だ」「英語ができないし、もう就活まで時間がないし、今からじゃ遅い」こういう考え方って、一見“現実的”に見えるんですけど、実はその多くが、自分で自分にかけている制限なんじゃないかと僕は思います。たとえば英語が必要な会社に本気で行きたいとする。今の時点では英語ができないかもしれない。就活には間に合わないかもしれない。でも、そこで終わらせずに、こんなふうに捉え直すこともできます。「今はできないけれど、この数ヶ月でここまで伸ばしました。」「英語の重要性に気づくのが遅れたのは事実だけれど、そこから本気で取り組んできました。」「入社までの1年間もこのペースで続ければ、英語は確実に武器になるはずです。」そうやって、ビフォーアフターを見せられる人は、経営者として見ても、とても魅力的です。もちろん、採用側としてはリスクもあります。約束したほど英語力が伸びないかもしれない。 入社後に周りとのギャップが生まれるかもしれない。それでもなお、「この子にかけてみたいな」と思わせる力が、“できないから諦めない捉え方”と、そこから生まれる行動にはある。「できないから諦める」のか、「できないからこそ、ここから変わってみせる」のか。その違いを生み出すのも、やっぱり“捉え方”です。自分はこのくらいの人間だ。今の自分にはここまでしか手が届かない。そうやって自分の可能性を狭めてしまう前に、「本当にそうなのか?」と、一度問い直してほしい。その問いこそが、自由への入り口になるからです。ここであらためて、ミッションとビジョンの話に戻ります。僕たちが掲げている「Shape your freedom.|自由は、つくれる。」という言葉は、制約が何もない世界を目指しているわけではありません。社会には、文化も制度も、お金も時間も、どうしても避けられない制約がたくさんあります。その中で、 自分の意思で選び、動き、表現できる状態を増やすこと。それを社会のあちこちに増やしていくこと。それが、nukumoの考える「自由」です。そして、その自由は「問い」から始まる。「More questions, more freedom.|問いが増えるほど、人は自由になる。」というビジョンには、問いが増えることで世界の見え方が変わり、「これしかない」と思っていた選択肢の外側に、 別の道が見えてくる、という意味を込めています。その問いを、頭の中だけで終わらせずに、仮説にして、小さく形にし、社会に投げてみる。そこで返ってきた反応を受け取りながら、また問いを磨き、行動を変えていくこれが、「Questions into action.|問いを、行動へ。」という、私たちのやり方です。nukumoは、立派な正解を持った集団ではありません。個人の問いを起点に、事業という形で社会に問いかけ続ける、実験的な事業体です。だからこそ、事業が成功することもあれば、役割を終えて静かに幕を閉じることもある。それら全部を含めて、価値のある結果だと考えています。2026年、自分の中にある「無理の壁」に気づき、その壁を問いと行動で少しずつ壊していく。自分の捉え方をアップデートし続け、その変化を、仲間や社会にちゃんと届けていく。インターンだろうが、個人事業主だろうが関係なく、自分の問いに責任を持ち、自分の自由を自分で形づくろうとする人と、一緒に進んでいきたい。nukumoで働くことが誇りであり、ここにいることが嬉しいと心から思える一年に、必ずしていきます。この1年を一緒に、前に進めていきましょう。今年も、よろしくお願いします。