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好きなことをやる。全部やる。

OGURIN.com

1992年8月9日、福岡県生まれ。
一般社団法人nukumo代表理事。

「好きなご飯はどうやって見つけましたか?」という問いの力

公開日: 2026/2/21

こんにちは、おぐりんです。

先日、Pivotで公開されていた、WBC直前の菊池雄星選手のインタビュー動画を見ました。

その中で、ふと耳に残った言葉があります。

「好きなことが見つからないと言う人には、好きなご飯はどうやって見つけましたか?と聞くようにしている」

シンプルなのに、妙に刺さりました。

好きなご飯は、どうやって見つけましたか?

好きなことの見つけ方。

このテーマは、これまで何度も語られてきました。

旅に出よう。
人に会おう。
いろんなことを経験しよう。

頭では、みんな分かっています。

でも、分かっているのに動けない。

そのときに出てきたのが、この一言でした。

「好きなご飯はどうやって見つけましたか?」

たしかに。

私たちは、いろいろ食べた中で
「これが好きだ」「これはちょっと違う」と判断しています。

食べたことがないものを、
本当に“好き”と断定することはできません。

好きな食べ物は、体験の中からしか生まれない。

それと同じで、好きなことも、
経験したものの中からしか見つからない。

理屈は昔から知っていたはずなのに、
この例えに置き換わった瞬間、すっと腑に落ちました。

なぜ、この例えは強いのか

それは、抽象的な話を
「自分の体験」に引き戻してくれるからだと思います。

“好きなことを見つける”という言葉は、どこかふわっとしています。

でも、“好きなご飯”と聞いた瞬間、
私たちは一気に具体的な記憶にアクセスします。

あのお店の味。
初めて食べたときの驚き。
何度もリピートしている一皿。

体験と結びついた言葉は、強い。

頭で理解するのではなく、
自分の感覚と結びついた瞬間に、人は腑に落ちるのだと思います。

腑に落ちるとは、体験と結びつくこと

理解と、腑に落ちることは違います。

理解は、知識として持っている状態。

腑に落ちるは、
自分の経験と重なり、「ああ、そういうことか」と腹の底で納得する状態。

例えの力は、ここにあります。

誰もが持っている体験を使って、
抽象的な概念を橋渡しする。

トップアスリートだから特別な理論を語るのではなく、
誰もが分かる言葉に変換している。

そこに、思考の深さとクレバーさを感じました。

言語化の質が、伝わり方を変える

私は普段、フットボールコーチというメディアを運営しています。

選手や指導者に、何かを伝えるとき。

ただ正しいことを言えば伝わるわけではありません。

どんな例えなら、腑に落ちるか。
どんな言葉なら、自分ごとになるか。

その差が、行動の差になる。

今回の一言は、それを改めて教えてくれました。

あなたの言葉は、誰かの背中を押せていますか?

好きなことは、体験の中からしか生まれない。

でも、その体験に一歩踏み出すかどうかは、
もしかすると「誰かの言葉」がきっかけになるのかもしれません。

あなたは、誰かの背中を押せる言葉を持っていますか?

そして、自分自身に対しても、
腑に落ちる問いを投げかけられていますか?

例えと言語化の力は、
人を動かす静かなエンジンなのだと思います。

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「好きなご飯はどうやって見つけましたか?」という問いの力

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