こんにちは、おぐりんです。今回は「メンタルヘルスのオープン化が進む中での、しんどさの言語化」というテーマでお話します。「最近はメンタルの話も“していい空気”になったよね」そんな声をよく聞くようになりました。でも、そうやって語られる空気の中にいても、なお言葉にできない感情ってありませんか?今日は、その“言葉にならなかったもの”をめぐって、少しずつ探っていきたいと思います。感情は、いつも言葉になるわけじゃない「なんかしんどいな」と思っても、うまく言えないことがあります。言ってるつもりでも、本当の部分は隠れている——そういうこと、ありませんか?それは恥ずかしさかもしれないし、プライドかもしれない。あるいは、自分でも何に疲れているのか分からない、ということかもしれない。そのとき心の中には、言葉にならなかった感情が「つっかえ」として残ります。喉の奥に引っかかったまま、飲み込むことも吐き出すこともできないまま、ずっとそこにいる。「言っても仕方ない」の奥にあるもの人に話すという行為は、必ず相手の“反応”を前提にします。だからこそ、気を遣わせたくない、変に思われたくない、そんなブレーキがかかる。「話したって解決しない」「意味あるのかな」——そう考えて、口を閉ざす。そんなとき、匿名掲示板や、最近ではAIのような存在が“話しやすい”と感じるのも自然なことです。反応を恐れず、ただ聴いてくれる存在が、言葉の出口になってくれるから。あふれる感情と、「聞いてくれる存在」のちから感情って、積み重ねたまま押し込めておくと、ある日ふいに溢れることがあります。それは、ふとした安心感だったり、信頼している相手との時間だったり。たとえば、信頼できるメンター。まったく利害関係のない、でも尊敬できる誰か。「この人なら話せるかも」そう思えた瞬間、整理していたはずの感情が一気に溢れてしまうことがあります。それは“楽になる”だけでなく、「そんなに抱えてたんだな」と自分で驚く瞬間でもあるんです。言葉にすることの意味は「楽になる」だけじゃない言葉にするというのは、ただ「軽くなる」ためだけの行為ではありません。むしろ、言葉にしたことで、ようやく自分の重さを知ることがある。ずっと曖昧だった感情の輪郭が、言葉という枠で初めて“触れられる形”になるからです。だからこそ、言える相手が大切なんです。AIとメンター、そして“距離のある安心”人には言えないことも、AIには言える。それは、距離があるからこそ安心できるからかもしれません。あるいは、ただ「聴いてくれる」ことに徹してくれるから。同じように、信頼できるメンターも、「ただ聞いてくれる存在」です。同級生でも、職場の同僚でもなく、利害や日常と距離のある人。だからこそ、安心して話せるのかもしれません。言葉にならないものを抱えるあなたへ言葉にできない感情を持っていることは、何も恥ずかしいことではありません。それは、あなたが丁寧に自分の内側を見ている証拠でもあるから。大切なのは、「言わない」を責めるのではなく、「言える回路」を少しずつ持つこと。それは匿名性のある場所かもしれないし、AIかもしれない。あるいは、何年もかけて築いた信頼の上にある、誰かとの関係かもしれません。言葉にならないまま、喉の奥に残っているその感情。もしその一部でも、誰かに預けられたとしたら——それは、未来のあなたが、また少し自由になれるための一歩かもしれません。本記事は、「コラム記事の達人」を活用し、録音した音声データから約10分で作成しています。「コラム記事の達人」は、nukumo社が提供する業務改善ツール「Aidia」の一機能です