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1992年8月9日、福岡県生まれ。
一般社団法人nukumo代表理事。

“手放す勇気”とは、自分の脳内を疑うこと。距離を取り、更新し続けるための柔らかい決断

公開日: 2025/8/3

こんにちは、おぐりんです。

「手放す勇気がないと、いつまでも始まらない」
そんな言葉を聞いて、あなたはどんなものを思い浮かべますか?

モノ?人?こだわり?過去?

“手放す”と聞くと、何かを捨てるような響きがありますが、私にとってそれは「更新」や「修正」に近い感覚です。

時代が求めるスピードや効率の中で、私たちは「何かを手放せば、もっと良くなる」と信じる傾向があります。でも、手放すという行為は、そんなに簡単な決断ではありません。そこには、感情や記憶、自分なりのこだわりが宿っているからです。

手放したことで前に進めたこと

私自身、「選んだ道を正解にする」という考え方に、どこか違和感を持っていました。

もちろん努力してその選択を良くしていくことは大切。
でも、それが違うと感じたときに、無理に突き進む必要はないと思っています。

だからこそ、「あれ、ちょっと違うな」と思った瞬間に軌道修正できること
──それが本当の前進だと信じています。

何かを手放すことは、必ずしも後退ではない。
むしろ、自分が今どう在りたいかに正直になるための選択なんです。

そしてその“今どう在りたいか”は、常に変わるもの。過去の自分の価値観に縛られて、未来を狭める必要はありません。手放すとは、変化を受け入れるということでもあります。

手放さなかったことで守れたもの

ただし、すべてが簡単に手放せるわけではありません。

特に人間関係はそう。言いかけた言葉をぐっと飲み込んで、距離を取ることを選んだことが何度もあります。

その時は迷いました。「もう関係を終わらせた方が楽かもしれない」とさえ思った。でも、時間が経ってみると「あのとき手放さなくてよかった」と思うことも多かった。

だから私は、人との関係は“切る”のではなく、“置いておく”“距離を取る”ことがちょうどいいのだと感じています。

合理的に整理していくことも大切だけど、それだけでは築けない絆もあるからです。

時には“手放すこと”よりも、“そのままにしておくこと”の方が難しい。でも、時間が解決してくれること、理解が深まることで自然に変化していくこともある。だからこそ、関係性においては焦らないことが大切なのだと思います。

手放すべきは、自分の脳内にあるもの

とはいえ、明確に「もっと早く手放しておけばよかった」と思うものもあります。

それは、自分の中にある“思い込み”や“正しさ”です。

プライド、常識、役割意識、「こうあるべき」という固定観念──
それらは、他人のものじゃない。自分が自分に課していたものでした。

それに気づいたとき、肩の力が抜けた気がしたんです。

世の中は思っている以上に多様で、正解なんて一つじゃない。
視点が変われば、解釈も変わる。その柔軟さを持つことが、何よりも大事だと思っています。

そして、そうした思い込みの多くは「自分を守るため」に身についたものだったりします。過去の経験や傷ついた記憶が、私たちに「こうしておけば安心」というルールをつくる。でもそのルールが、いつの間にか自分を縛るようになってしまうこともあるのです。

柔らかく在るということ

老子の言葉に、

曲なれば則ち全し(やわらかいものこそ折れずに残る)

というものがあります。

強くあろうとするより、柔らかくいられること。
握りしめるより、手放せること。

その柔らかさが、自分を苦しみから救ってくれると感じています。

「絶対にこうあるべきだ」という頑なさよりも、「そうじゃなくてもいいかもしれない」という余白のある考え方のほうが、人生には必要なのかもしれません。やわらかさとは、あいまいさを許容すること。そしてその中にある、深い安心感です。

あなたにとって、手放すべきものは?

私たちは、外の世界を変えるより先に、自分の内側の“設定”を変えることができる。

あなたが今、少し窮屈に感じているものがあるなら──
それは、もしかしたら「そろそろ手放す時期ですよ」と教えてくれているサインかもしれません。

無理に捨てる必要はありません。
ただ、自分の思考を“更新”するだけで、見える景色が変わることがある。

自分を変えるのは、他人の評価やルールではなく、自分の感覚。
「今の自分には、これは必要ないかもしれない」と思えたときが、きっとそのタイミングなんだと思います。

手放すとは、前に進むこと。しなやかに、生きていくこと。

今日も、自分の気持ちに丁寧に耳を傾けながら進んでいきましょう。

焦らなくていい。揺れながらでもいい。
それが、“柔らかく強く生きる”ということなのだから。

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