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OGURIN.com

1992年8月9日、福岡県生まれ。
一般社団法人nukumo代表理事。

常識を疑う勇気──認知バイアスを壊す旅

公開日: 2025/10/31

こんにちは、おぐりんです。

「それ、当たり前でしょ?」
──そんな言葉を、自分の中で無意識に使っていること、ありませんか?

実はこの「当たり前」こそ、認知バイアスの正体かもしれません。

私たちは日々、知らず知らずのうちに自分の経験と環境に基づいた「見えないメガネ」を通して世界を見ています。そのメガネがあるからこそ安心して生きられる一方で、時にそれが、違う考え方や価値観を受け入れにくくしているのです。

認知バイアスとは?

まず最初に、「認知バイアス」という言葉について簡単に説明しておきますね。

認知バイアスとは、人が情報を認識・判断するときに無意識に偏りが生じる心理的なクセのことです。自分では「正しい」「自然」と思っている考え方や判断も、実は過去の経験や環境によってゆがめられていることが多い。

たとえば、「みんながやっているから正しい」と思い込んでしまったり、「あの人は〇〇だから信用できない」と先入観で判断してしまったり──それも認知バイアスの一種です。

さらに言えば、「自分は客観的に物事を見られる」と信じているその感覚自体が、すでに認知バイアスに影響されています。人は完全に中立ではいられない。それを理解しておくことが、思考の柔軟さにつながります。

誰もが持っていて、完全にはなくせない。でも、それを自覚しているかどうかで、人生の見え方は大きく変わってくるんです。

認知バイアスは、自分の歴史そのもの

僕自身、人生の節目ごとにこの認知バイアスと向き合わされてきました。

中学生までの環境、高校・大学、そして社会に出てから──フェーズが変わるたびに「自分の常識」が通用しない場面に出会ってきました。

たとえば、僕が中学生だった頃の「当たり前」は、高校に入った瞬間にガラッと変わった。大学ではまた違う価値観に直面し、社会に出ればさらに新しい現実が待っていた。

そのたびに、自分がどんなバイアスの中で生きていたかを思い知らされます。

でも、だからこそ言えるんです。

認知バイアスは悪ではない。それは自分が歩んできた“道の痕跡”であり、自分らしさや強みの源でもある、と。

むしろ、認知バイアスを理解することは「自分を知ること」でもあります。何に安心し、何に違和感を覚えるのか。その感覚を追っていくと、これまで無意識だった自分の価値観の根っこが見えてくるのです。

バイアスに気づけないことの危うさ

ただし。
このバイアスに「気づけない」ままでいるのは、本当に危険だと思うんです。

自分の枠の中だけで生きていると、知らず知らずに世界を小さくしてしまう。

自分と違う考えを拒絶したり、異なる文化を理解しようとしなかったり。そうやって世界を切り取ってしまうと、成長のチャンスを逃してしまうことも多い。

逆に、バイアスに気づいて、それを壊す経験をするたびに、自分の思考や行動の選択肢が広がっていく。

僕が強く感じるのは、「自分の見方がすべてではない」と気づく瞬間ほど、世界が広がる瞬間はないということです。

海外で“常識”が壊された瞬間

僕にとって、その“壊す体験”の代表格が「海外」でした。

日本では、電車が時間通りに来るのが当たり前。でも、世界の多くの国ではそんなことはないし、誰もそれを責めない。

そもそも「時間通り」が正義だという価値観自体が、日本という環境で刷り込まれたものだったんだと、初めて気づきました。

「自分が正しい」と思い込んでいたことが、場所を変えるだけで簡単に崩れる──この体験は、僕の中の認知を大きく揺さぶりました。

海外では、時間よりも「人との関係性」や「その場の楽しさ」を優先する文化も多くあります。最初は戸惑いましたが、やがてそれが生きる上での大きな学びになりました。何を大切にするかは、国や文化によって異なる。その事実を体感したとき、「正しさ」は一つではないと心から理解できたのです。

認知バイアスを壊し続けることが、生きること

認知バイアスを壊すという行為は、決して“否定”ではなく“更新”です。

今の自分が持つ価値観を、一度疑ってみる。そして、別の視点を取り入れてみる。

そうすることで、人との関係性も、仕事の仕方も、自分自身のあり方さえも変わっていくんです。

でもこれって、受け身じゃ得られない。

自分から“壊しに行く”覚悟が必要なんだと思います。

だから僕は、意識的に新しい場所に行き、新しい人と出会い、違和感を味わうようにしています。

その違和感の中にこそ、今までの自分を超えるヒントがあるから。

たとえば、誰かと意見がぶつかったときや、理解できない文化や考え方に出会ったとき──僕は「それを排除する前に、なぜそう思うのか?」と考えるようにしています。その一歩の思考停止を防ぐだけで、対話の質も人間関係の深さもまるで変わっていくのです。

まとめ:認知バイアスを、味方にする

認知バイアスは誰にでもあるし、それ自体が悪いものではありません。

でも、それに無自覚でいると、気づかぬうちに“思い込みの世界”に閉じこもってしまう。

だからこそ大切なのは、

「今、自分はどんな認知バイアスに支配されているか?」

と、ときどき自分に問いかけてみること。

そして、その枠を一度壊してみる勇気を持つこと。

それが、より自由に、より豊かに生きるための第一歩になるのだと思います。

あなたにとって、“壊したい常識”は何ですか?

その問いから、新しい旅が始まるのかもしれません。

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常識を疑う勇気──認知バイアスを壊す旅